中小企業者等の事業者に対する補助金を見極める16のポイント

私自身、補助金の制度設計や申請受理から交付までの一連の事務をしばしば行ってきた経験から、あまり知られていないと思われる点を中心に、補助金や助成金を活用する上でのポイントを「事業者の皆様、その補助金大丈夫?: 補助金を見極める16のポイント」(amazon kindle版)で出版していますが、その中でポイントを次のとおりリストにして記しています。

1 この3点のいずれかに当たる人は、補助金の活用はしない方がいい。
(1)補助金が採択されなければそのプロジェクトそのものをやらないと考えている方

(2)本業そのものが忙しく、自分で書類を書いている暇なんてない、という方。

(3)自社(社長)の考えを貫き通したい、または事情のよくわかっていない人(特に役人)の口出しを聞くのは御免、いう方

2 1に挙げた点はいいとしても、なお、次の点は後々後悔しないため検討すべき。
・補助金の目的と、自社が行おうとしている事業の目的が概ね合致しているか。
・補助金を受けようとするプロジェクトの経費が、御社全体の事業規模に比較して過大ではないか?
・競争的資金であるか、それとも要件を満たしていれば確実に採択される補助金であるか?
・本当に補助対象経費に補助率を乗じた金額が交付される見込みがあるか?
・事業期間中にその補助金を活用した事業で行う個々のプロセスを計画通りに行える見込みがあるか?
・補助金の事業計画提出から交付までに多くのプロセスがあり、その都度対応できないほどの煩雑な書類作りを求められていないか?
・採択されても実際にお金が入るのは事業が終わった後ではないか。その場合、それまでのつなぎ資金の確保ができるか?
・補助金を使用して取得した財産(機械設備等)は、事業そのものに直接活用できるか?
・補助金で取得した財産は、補助事業期間が終わった後も、簡単に処分できないし、補助目的外にも使用できないことが多いが、問題ないか?
・補助事業期間が終わった後もフォローアップの名のもとに、状況をしばしば聞かれ、それにいちいち付き合わなければならないことはないか(場合によっては10年というものも)?
・補助金の申請窓口の担当者が、少しでも申請者である事業者にとってプラスになるよう努力する姿勢があるか?
・支出元が無理に勧める補助金はではないか?

個々の内容の詳細については、別の記事に記します。長年関わっていると知っている内容でも、関係者以外の方には、関わって初めて、しかもそれが決して簡単な問題ではないことに気づく、ということがしばしば起こるので、これらの点を予め確認して補助金等の活用の是非を判断するのが望ましいです。

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