お金だけが支援じゃない~「知恵」と「場」を活用して自らを磨きたい

以前、「中小企業等の事業者への行政等の支援は、「知恵」、「金」、「場」の提供」を投稿しました。そして、様々な支援制度の投稿をしています。

その趣旨は、起業しよう、とか、事業が堅調だけれどさらに成長させたい、自身の次世代に繋ぎたい、といった様々な課題に向き合った時に、自身の力だけでは乗り越えられない時に、うまく公的な支援制度を活用して乗り越えてもらえたらという願いです。

私は10年余り前に、縁あって北海道産業クラスター創造活動の実働部隊として仕事をする機会を得ました。その理念は、北海道の経済活動を官依存からの脱却し、民間事業者で自主自律していけるよう、持てる知恵を出し合い、繋ぎ合って新しい事業を生み出していこうという試みでした。短い期間の関わりで、うまくいったことよりも失敗したことの方がはるかに多かったですし、その後処理に奔走することもありました。しかし、その繰り返しの中から経験を得て、次の一歩に踏み出せる、そう思って仕事をしていました。その経験から、今は相談やお手伝いをする中で知恵を出し合い、次の一歩を考えることで、相談者と自分が成長できるというプロセスを積み上げることが大事だと思っています。

現在その取り組みは、食分野に絞って食クラスターというテーマで施策が官民で進められていますが、着実に成果を上げているのは、補助金や助成金漬けの企業ではなく、自ら考え、無い知恵は得られるところと連携し、持続可能なビジネスモデルを作っているところです。

そうは言いつつも私自身、補助金や助成金の話をしてほしいという仕事をいただくことは多いのですが、そのメリット、デメリットは双方しっかり話すように心がけています。補助金、助成金は事業者がある限り永遠にもらい続けられるものではありません。あくまで、資金的にリスクが高い場合の一つの選択肢です。事業者は、自身の営業で得た収入で、継続した経営を続けるためにはどうしたらよいか、ということは常に考え続けなければなりません。

最近、国の予算額の膨張で、補助金や助成金が増えているのが、長い目で見て地域経済にとっていいのかどうか、ということが正直気になっています。

資金繰りは事業者の生命線ですが、次の時代に繋げる経営をしていくためには、課題を乗り越えるための「知恵」や人と人の繋がりを作る「場」も大事だと私は思っています。

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