どさんこプラザでのマーケティングサポート催事の実際~札幌店の場合

北海道産の食品を、アンテナショップで催事形式で販売して、お客様の反応を見たい、という方には、北海道庁が運営する北海道どさんこプラザ(札幌店、有楽町店)でのマーケティングサポート催事という制度があり、年4回の募集があり、採択されば実際に製品を製造販売している方が催事の店頭に立って、商品の販売ができます。

詳しくは、北海道経済部食関連産業室のページをご覧ください。

この記事では、北海道どさんこプラザ札幌店のマーケティングサポート催事の中心である、試食提供などが可能な催事(情報館通路側の場合)についての様子を具体的に記します。参考になれば幸いです。

まず、北海道どさんこプラザ札幌店は、JR札幌駅西改札口側のコンコース沿いにあります。ミスタードーナツとは通路を挟んであります、と言えば場所のイメージがつきやすいと思います。

具体的な催事の場所は、どさんこプラザのコンコース側の入口に近く、「北海道さっぽろ「食と観光」情報館」の情報スペースへの通路前で、人の出入りが多い場所になっています。場所としてはそういう意味では恵まれています。

備品としては、どさんこプラザからは1,800mm×900mmの冷凍冷蔵オープンケースが無料で借りれます。また、その場での調理はできませんが、既に加工済みの商品であれば、切り分けて一口大にしたものを試食提供してもらうことができます。

試食をしてもらい、お客様とのやりとりをしながら、反応を見て商品を勧めることができます。この辺が、出展者自身の腕の見せ所となります。ただ、初めて出展された方には、なかなか、感触がつかめず苦労される方もいます。けれどもそれも大事な経験です。

私自身も、催事の手伝いをしたことがありますが、なかなかうまく商品を勧められなくて苦労した記憶があります。そんな時、通りを挟んで向かいに目を向けると、店先でドーナツの箱売りを声を張り上げてしている店員さんがいて、その姿に頑張ろうと励まされたこともありました。
人はたくさん流れていくのですが、うまくつかめないなと感じたこともありました。この辺は、催事の経験を積んだり、コツを知っている人とそうでない人の違いなのでしょう。

催事場所には、どさんこプラザの職員の方は基本的につかず、出展者が商品の提供をする形になるので、出展時間の間は必ず出展者自身(自身がお願いして手伝ってもらう方でもかまいません)が催事場所にいなくてはなりません。また、催事の期間は1回1週間が原則です。
このため、自身の店舗の営業との兼ね合いで、催事に対応する人の確保などに工夫が必要な場合もあります。また制度としては、全期間を1人で行うこともできますが、できれば複数で交代して休みをとれるようにするのが望ましいです。

客層は、場所柄観光客も多く、特に最近は海外の方も増えています。そういった方にもアピールできるようにポップを準備するのも一案です。

手数料などは、先にあげた北海道庁のホームページに記されていますが、百貨店の催事に比べると安価に設定されています。

どさんこプラザのスタッフの方は、マーケティングサポート催事の対応には慣れていますので、準備の段階から当日までわからないことがあれば、相談しても親身に対応していただけます。
初めての場合は、不明な点も多いと思いますので、心配なことはできるだけ予め確認して、当日も何か不明な点があればすぐスタッフの方に確認して、問題を解消するのがよいでしょう。

※当HPの関連ページ「北海道どさんこプラザでのテスト販売、マーケティングサポート催事」はこちらです

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