恥ずかしい話ではあるのですが、政策目的があって、補助金の交付などを制度化しても、様々な理由で、見込んでいたほど活用していただけなかった、ということがありました。
使われなければ、それは理由はどうあれ事業者のニーズがないわけですから、制度の廃止や見直しをすればいい話ではあるのですが、とりあえず予算化した年はできるだけ活用してもらえるよう努力するというのが、行政機関にいる者の性でしょう。
ただ、一見応募がありそうなのに応募者が少ない補助金というものもあり、それはなぜかというのが問題だったりもします。例えば、応募はありそうだけれども、調べると、同じ年度内に2次募集、3次募集と募集を何度もかけている補助金が、一例です。
こういう場合は、一度申請窓口に行ってみてよく話を聞いてみると、理由が漠然と見えてきます。例えば、もらえる補助金の額の割に手続きが煩雑すぎる、補助目的の幅広さに対して、補助対象経費の種類が少なすぎる、担当者が事業者にとって不利なことを言わない等々・・。
ただ、申請窓口側としては必要な説明はできるだけするわけではあるが、なるべく申請
してもらえたらと思っているので、妙に愛想がよかったりしてしまうことがあります。こうった場合は、申請しようとしている方がに見極めて判断すべきでしょう。
※この投稿は、自著を加筆修正して掲載しました。